29.7.11

我が家の包丁たち

フランスに来てから最初の数か月、サービスアパートメントのような所に住んでいたのですが、そこで困ったのが包丁でした。備え付けのものは包丁というかナイフ?のような物で全然切れず・・・これではさすがに料理できないと思い、包丁を買いに行きました。が、日本で当たり前のように見かける三徳包丁、フランスではほとんど見かけません。みんなナイフみたいでびっくり。「そんな本格的な包丁、料理人しか使わないよ」というのがフランス人の意見のようです。

散々探してようやく見つけたのがドイツのZWILLING(ゾーリンゲン)の包丁。さすがドイツ!切れ味はまぁまぁなのですが、それまで使っていたナイフとは比較になりません。

それでも魚や肉を切るのは大変だったので、合羽橋にある刃物屋さんで包丁を買いました。こちらのお店はパリの有名な星付きレストランのシェフも買いに来るそうです。

我が家の包丁たち。左から牛刀(野菜やパンもOK)、魚用、そして普段用。

何度かこのブログでも書いていますが、我が家の近くのマルシェにある魚屋さんはなぜか鯖などの魚は3枚におろしてくれないことが多いので、魚包丁は大活躍です。

それから、こちらでは塊肉を切ることが多いのと、フランスでは鶏もも肉は骨付きで売られているので骨を取り除くのに牛刀は便利!もちろん一部には骨を除いて売ってくれる肉屋もありますが、わざわざ行くのも面倒くさくて・・・(私、めんどくさがりなので)。今では簡単に骨を外せるようになりました。

鶏もも肉は常にこの状態で売られているので、関節で切るときも牛刀は便利。


日本の調理器具の使い易さはさすがです!

28.7.11

絵本

娘ちゃんはフランス式に私たち両親とは別の部屋に置いてあるベビーベッドに一人で寝ています。

一人で寝ることを嫌がる赤ちゃんもいると聞きますが、今のところそんな気配は全くなく、朝までぐっすり眠っている娘。

ただ、眠りにつくときは私の顔が見えないと不安で寝つけないよう。というのもベッドの周りには衝突防止のためtours de lit(クッション)を付けているので、ベッドから横の景色が全く見えないので、私がベッドを覗きこまないと何も見えないのです。

そんな娘に寝る前はいつも絵本を1冊読んであげることにしています。

これらは私が生まれたときに祖母からもらった絵本。両親が大事にとっておいてくれたので、今でも読むことができます。これはほんの一部で実家にはまだまだたくさんの絵本があるみたいです。懐かしいものがたくさんです。

こちらは私の両親からもらった絵本。私は「ぐりとぐら」が大好きだったのですが、今も新しいシリーズが出てるんですね。

さらに主人のお姉さんからいただいた絵本。


今のところ娘のお気に入りは「はらぺこあおむし」のようです。

両親とも日本人の私たちは当然家では日本語オンリーですが、日常生活ではフランス語が多く耳に入ってくるのも事実。ベベちゃんからしたらちょっと混乱してしまって、言葉を話すのがほんの少し遅くなる傾向があるという話も聞いたことがあります。娘にはきちんとした日本語を話せるようになってほしいなぁというのが私たちの想いなので、これからもたくさん絵本を読んであげたいと思います。

いつかは自分で絵本を開いて読めるようになるのかなぁ。

27.7.11

Tournedos Rossini
ロッシーニ風ステーキ

買ってきた高級食材たちを使って出来上がった料理はこちら。

まずは前菜のサーモンのカルパッチョ。

サーモンは高かっただけあって美味しかったです。

そしてメインのTournedos Rossini(ロッシーニ風ステーキ)。音楽家ロッシーニが好きだったこの料理、一番下にPain de Miel(食パンのようなパン)、真ん中に牛フィレ肉、一番上にフォアグラ、そしてトリュフをのせて。ソースはマデラ酒を使ったものです。

お肉は先日買った鉄のフライパンで調理したら、とても良い加減に火を通すことができました。もちろんお肉そのものも苦労して買いに行っただけあってとても美味しかったです。それにしてもフォアグラとトリュフって贅沢な食べ物です。

最後はデザートのチョコレートケーキ。

形がいびつになってしまいましたが、まぁまぁ美味しくできたと思います。

今回初めて作ったTournedos Rossini(ロッシーニ風ステーキ)。せっかく買ってきた高級食材を無駄にしてしまったらどうしようという不安もあったのですが、とりあえず失敗せずに作れたので一安心。何よりも主人が喜んで食べてくれたのでとっても良かったです。

誕生日の夕食~買い出し編~

昨日7月26日は主人の誕生日でした。

主人にどうする?と聞くと「ロッシーニ風ステーキが食べたい!」ということだったので、ご要望に従って昨日はロッシーニ風ステーキを作ることに。

朝から材料の買い出しに追われました。

まずはお肉。以前ママ友さんに教えていただいた14区にある美味しいお肉屋さんHugo Desnoyer(ウーゴ・デノワイエ)へ行ってきました。我が家からはバスで40分くらいかかるので結構遠いです。しかもこのバスが途中からどんどん混みだして、人が多いのはもちろん、最終的にはベビーカー4つ(うち1つは双子用)がひしめく状態に。。。。14区には以前、住んでいたことがあるのでとっても懐かしかったですが、あまりにもバスが混みすぎていたため疲れてしまって、感傷にも浸れませんでした。お目当てのお肉屋さんにはお客さんがたくさん並んでいて、地元の人に人気のある店なんだなぁという感じでした。

そんな14区をあとにして家の近くにあるvalette(ヴァレット)というフォアグラ専門店で肝心のフォアグラを買おうと思っていたら、このお店バカンス中でした。。。仕方ないので近くのMONOPRIX(モノプリ)で買おうかとも思ったのですが、せっかくフォアグラを買うんだったら美味しいものを用意したいなぁと思って、とりあえず保留に。

続いてワインを買いに行きました。私はワインに詳しくないのでお店の人に作りたい料理名を告げて適当なのを選んでいただきました。

お次は、前菜のサーモン。フランス人はサーモン大好きとあってスーパーでも買えるのですが、食べてあたったらシャレにならないと思い、専門店へ。このお店はいつも前を通るのですが、利用するのは初めて。それにしてサーモン高い!!!肉より高いサーモンって・・・。

さて、いったん自宅へ帰って休憩した後はトリュフを買いにトリュフ専門店Maison de la Truffe(メゾン・ド・ラ・トリュフ)へ。メトロで行ったほうが早そうだったので娘を抱っこして行ってきました。こちらもお店の方に料理名を伝えてどれがいいか相談して決めました。最初、パリに住んでいると言ったらとても大きなトリュフを持ってきて香りをかがせてくれました。あんな大きなトリュフを生で見たのは初めて、すごくいい香りがしましたが、予算的にそんなトリュフを買うわけにもいかないので、もっとお手頃に瓶詰されているものを買いました。とっても小さなトリュフですが、やっぱりお高いです。でも誕生日くらい豪華にねと思って奮発して買ってきました。

最後はフォアグラ。トリュフ専門店の近くにあるFAUCHON(フォッション)でも見たのですが、200gで35€。。。高すぎて手が出ず、結局LES HALLES(レ・アル)にあるフォアグラ専門店Godard(ゴダール)へ。ここへはメトロのChâtelet(シャトレ)で降りたのですが、お店はLES HALLES(レ・アル)側ということでかなり歩きました。Châtelet(シャトレ)とLES HALLES(レ・アル)の駅は大きくて出口を間違えると大変なことになるし、治安もあまりよくないし、しかもRERは何回も切符を通さないと移動できないようになっていてめんどくさい。。。ホント嫌いな駅です。散々迷ってなんとか出口を見つけてお店へ。店内にはフォアグラがたくさん。このお店、何度も受賞経験があるようです。そんなたくさんのフォアグラの中からお店の方と相談して適当なものを選びました。こちらはちょうどセール中で20%オフで買えてラッキー。フォアグラって思っていたより安いので驚きでした。

いつもは買わない高級食材、まだまだ知らない世界があるんだなぁと実感しました。

実際にこれらを使ったお料理は次へ。

25.7.11

洗濯上手になりたい

フランスに来てから未だに「これだ!」という洗濯洗剤に出会えません。

これまでに使ったことのある洗剤はこんな感じ。
・ARIEL(アリエル)の固形洗剤
・Le Chat(ル・シャ)の液体洗剤
・ARIEL(アリエル)の液体洗剤

娘を産むまではARIEL(アリエル)の固形洗剤を使用していました。日本でも使ったことのあるメーカーだし、固形で量る必要もないし、洗剤ケースに入れるだけで簡単だったのですが、娘が生まれてから赤ちゃんにも使える洗剤にしようと思ってLe Chat(ル・シャ)の液体洗剤に変えました。Le Chatは白い液体で使い勝手は悪くなかったのですが、どうにも洗い上がりの匂いが気になって・・・やっぱりARIELに戻そうかとは思ったのですが、固形洗剤は1箱が高い気がして、液体にしてみました。

というか、フランスの洗濯洗剤が全体的に高い気がするのは私だけでしょうか???ちなみにARIELの液体740mlで約8€です。

話は元に戻りますが、このARIELの液体洗剤がとっても使い勝手が悪くて、毎日大変でした。というのもこの洗剤は洗剤ケースに入れずに直接洗濯機の中に入れるタイプで、それだけでも使い勝手が悪いのに、容量が約3リットルと巨大で重いのにもかかわらずキャップが小さいので洗剤を注ぐときに、「どばっ」と出てきてそこら中が洗剤まみれに。。。さらには洗剤の青色が白い洋服に付いたこともありました。

もうこんな洗剤はこりごり、ということで今度はOMO(オモ)という洗剤をスーパーで買ってみました。リリーというお花の香りのもの。もちろん今度は洗剤ケースに入れられるタイプの物を買いました。が、この洗剤で洗濯したら、香りが強烈すぎて家中すごい匂いに。。。私、確実に買い間違えました。。。

この洗剤で娘のものを洗うのは気が引けるので、早々に新しい洗剤に買い替える予定です。どうにも香りが強いフランス洗剤。ほのかに香り、子供用にも使える洗剤、知っている方がいたら教えていただきたいです。

写真はOMOとCalgon(カルキ除去)と柔軟剤。柔軟剤は比較的はずれがないのになぁ。

新しいフライパン

我が家で使っているフライパンは大家さんが用意してくれていたもので、2人分を作るには大きすぎるし、フッ素加工なのに重いし、おまけにそのフッ素加工がはげて使いにくい、ということで、新しいフライパンを買いにE.Dehillerin(ドゥイルラン)へ行ってきました。

本当はBHV(パリの東急ハンズみたいな)で買う予定だったのですが、見つからず。しかもフライパンと一緒に買いたいと思っていた茶漉しが10€!なんの変哲もない茶漉しに10€ってありえません・・・

E.Dehillerin(ドゥイルラン)はフライパンや鍋、お菓子作りの器具まで何でもそろう調理器具専門店。プロの料理人の方も利用されるということで、本格的な調理器具もそろっています。

さて、お目当てのフライパンですが、フッ素加工のフライパンは軽くて使い勝手はいいもののフッ素がはげて比較的すぐにダメになってしまうのが難点。今回もフッ素加工のものにしようかとも思ったのですが、インターネットでいろいろ調べて、且つ主人の意見も聞いて鉄のフライパンにしました。

ただこのお店、商品が棚に無造作に並べられているだけで、商品説明も金額も表示されていないので、聞きたいことがあるときは店員さんに聞くしかないのです。が、狭い店内には観光客も含めたくさんの人、人、人。店員を捕まえるのも一苦労です。私もちょっと聞きたいことがあったので、店員に質問していたお客さんの後ろ辺りで待っていました。やっと終わって一声かけようと思ったら遥か後ろのほうから店員に話しかけ出す人が・・・そんなことが数回続き、結局店員捕まえられず・・・本当に図々しい人たちに嫌気がさし、外で娘と待っている主人に助けを求めて、ようやくフライパンを買ってもらいました。。。


フランスで生活してしばらくがたちますが、どうにも西欧人の自分アピールには負けます。。。でも、謙虚さって日本人の長所でもあるわけで、私はこれを失いたいとは思わないので、仕方ないかもしれません。


住所;18 et 20, rue Coquillière - 51, rue Jean- Jacques Rousseau - 75001 PARIS
電話番号:01 42 36 53 13
営業時間:月曜9:00~12:30/14:00~18:00
火曜~土曜:9:00~18:00
定休日:日曜、祝日

22.7.11

france2のニュース番組「20h」

日本にいれば、意識しなくても様々なところからニュースを聞いたり、情報を得ることが簡単にできますが、ここはフランス。何もしないでいると何も入ってきません。

フランスに来てからは専業主婦の私ですが、できればもう一度仕事をしたいなぁと考えています。まぁいつになるか、どんな仕事に就けるのかはわかりませんが、そんないつかのためにも世の中の動きについていっていないと厳しいかなぁということで、毎日、インターネットで日本語のニュースを見て、フランス語の新聞を読み(分かる範囲でしか読めないのですが・・・)、そして20時から始まるFrance2(フランス国営の番組なので日本でいうとNHKみたいな感じでしょうか?)のニュースをみることに自分自身で決めています。

そんな20時のニュース番組、夕飯の支度をしながらだったり、ごはんを食べながらだったり、娘の世話をしながらだったり。つまりは「ながら見」なので果たしてどれだけ意味があるかはわかりませんが、フランス語聞き取りの勉強にもなるし、何もしないよりはマシかなぁと思っています。

この20h(ニュース番組の名前)、月曜から木曜はおじさんがメインキャスターなのですが、娘ちゃん、このキャスターが大好きです。どう見ても普通のおじさんなんですが、中継先からキャスターのおじさんに映像が変わるたびに、にこにこ。ある意味、私よりも集中してテレビをみています・・・。金曜日は金髪のおじさん(お兄さん?年齢不詳)キャスターだったり、休暇中は女性キャスターになったりするのですが、娘さんは月曜から木曜のおじさんキャスター以外他のどのキャスターにも笑いかけないのです。なぜそんなに彼が好きなのか。。。主人は「その歳でオジサン好きって先が思いやられる。。。」と一言。ともあれ本当に面白い娘です(笑)。

まぁおかげでニュースの間はおとなしくしていてくれるので母は助かります。ここ最近は夏休み中なのか他のキャスターの方ばっかりなので娘の相手が大変。早く彼に帰ってきてほしいです(笑)。

Un Dimanche À Paris
(アン・ディマンシュ・ア・パリ)

先週末、Fajitas(ファヒータス)へいった帰りにフランス語の先生のおすすめでUn Dimanche À Paris(アン・ディマンシュ・ア・パリ)へ行ってきました。

新しくできたお店で隣にはレストランとサロン・ド・テがあって雰囲気がとてもよさそうでした。ケーキ類はパリにしては小さ目に感じましたが、どれも洗練されていてきれいでした。

前回、HUGO & VICTORで買ったケーキが溶けてしまったという反省点を活かして、今回は崩れにくそうなケーキをチョイス。

3種の盛り合わせ(正確な名前は忘れました)とFleur de selを使ったキャラメルケーキです。

初めてのお店だと何が美味しいか分からないいので、小さくても数種類食べれるのって嬉しいです。写真右端のtarte au citron(シトロンのタルト)はレモンの味が効いていてさっぱり。でも残りのチョコレートタルトとエクレアは濃厚な味でした。Fleur de selを使ったケーキは中にキャラメルが入っているのに甘すぎず、タルト生地がちょっと固めでさくさくしていて、とっても上品で美味しかったです。

今回買えなかったフルーツを使ったケーキも今度は食べてみたいです。


住所:4-6-8 Cour du Commerce Saint André 75006 Paris
電話番号: 01 56 81 18 18
営業時間(Boutique):月曜12:00~20:00、火曜~土曜11:00~20:00、日曜11:00~19:00

20.7.11

寝返り成功!!!

今日、娘ちゃんが初めて寝返りに成功しました!!
私がちょっと目を離したすきに寝返ったようで、その瞬間を見逃してしまった自分に大ショックです。。。

私が初めて寝返りをしたのも生後4か月と13日目、娘と一緒です!そんな偶然がなんだかとっても嬉しいです。今度はお母さんが見ているときに寝返ってねと娘に言い聞かせています(笑)。

さて、話は変わりますが、昨日は語学学校に通っていた時のお友達とお茶をしました。

久しぶりに会ったお友達は現在、妊娠中。寒くて雨が降る中、我が家まで来てもらってしまい、なんだか申し訳なかったです。しかも娘に可愛いお洋服をいただいてしまいました。本当にありがたいです。

語学学校に通っていた時は、勉強の悩みを相談しあったり、その日クラスであった嫌なことを愚痴りあったりして、今考えると楽しかったなぁと思います。お互い別の語学学校に通うようになって、私が出産し、お友達が妊娠して・・・あの頃とは置かれている状況がかなり変わった今でもこうしてお付き合いを続けることができるのは、本当にうれしいです。

お友達は子供をあやすのが本当に上手で、娘もたくさん遊んでもらってご機嫌でした。きっといいママさんになるんだろうなぁ。

パリに来てから知り合ったお友達は付き合いはまだまだ短いものの、海外生活の悩みなどを相談できたりしてとっても心強いです。また、日本にいたら知り合う機会のなかったような自分とは全く違うタイプの方と知り合って、色々お話しできるのは楽しいです。これからもこういったお友達を大事にしていきたいなぁと思います。

19.7.11

Fajitas (ファヒータス)

先週末はメキシコ料理を食べにFajitas(ファヒータス)へ行ってきました。

なぜメキシコ料理なのかは自分でもよく分からないのですが、ちょっと前に夜中突然タコスが食べたくなったのです。学生時代にメキシコに留学していたことがあるので急に懐かしくなったとか(笑)?そういえば、日本にいるときもスペイン料理なら食べに行ったことはあるものの、メキシコ料理は食べたことなかった気がします。

お店はOdéon(オデオン)の近く。この辺り、以前は何度も通ったことがあるけどそんなお店あったっけ?と主人と首をかしげながら歩いていくと、お店を発見。やっぱり何度も前を通ったことがあったけれど、一度たりとも気にとめなかっただけでした。

店内はわりとこぎれいにしてあって一安心。

メニューを見ると懐かしい名前のものばかりでしたが、名前を覚えていても実際にどんな食べ物かは忘れてしまっていて、主人にも説明できず・・・あまり意味がなかったです(笑)。

とりあえずお店の看板メニューのfajitas(ファヒータス:タコスのようなもの)を主人が頼み、私はenchiladas(エンチラーダス:トルティーヤの上にソースがかかっている料理)を頼みました。enchiladasのほうは赤・緑・モレの3種類のソースから好きなものを選べました。ここは無難に赤か緑にしようとも考えていたのですが、どうしてもモレソースが気になって、迷った挙句思い切ってモレソースにしました。

モレソースとは、カカオと唐辛子、トマトや玉ねぎなどの野菜を一日かけて煮込んだソースで色は黒に近い茶色です。説明だけでも怪しいこのソース、メキシコにいた際にチャレンジして3口でギブアップしたソースです。。。それ以来、一度も口にしたことがないのですが、もしかしたら、たまたま食べたモレソースが美味しくなかっただけかもしれないし、フランスで食べたら意外と洗練されていて美味しかもという淡い期待を寄せていました。

ちなみにモレソースを注文した際に店員さんがあなたモレソースが何かわかっていないでしょう(笑)と言わんばかりに「モレソースというのはね・・・」と説明し始めたので、主人が「彼女はモレソースを知っているから大丈夫」と止めてくれました。つまり普通の人は選ばないんでしょうね(笑)。

注文してからあっという間に料理が出てきました。fajitasはメキシコで毎日のように食べていた料理が見違えるように洗練されて出てきました。

チリソースが全然辛くなくてちょっと残念でしたが、それ以外はとっても美味しかったです。

そして、肝心のモレソースのenchiladasは・・・

相変わらずの不思議ソースでした。。。(ソースの上に乗っかっている白いものはチーズです)決して不味くはないんですけど、チョコレートのような甘さと微妙な辛さ・・・何とも言えない味でした。これは今後食べることはないかなぁ。ちなみに初めてモレソースを食べた主人は最初無言、そのあと「体が拒否する味だね・・・」と一言(笑)。

メキシコで毎日のように食べていた料理、フランスでは洗練されていて、とても食べやすい味になっていたと思います(モレソースは例外です・・・)。何よりも久しぶりにメキシコ料理を堪能できてとっても良かったです。値段も安いし、このお店はテイクアウトもできるようだったので、また何かの機会に食べたいと思います。今度は絶対fajitasにします!


住所:15 rue Dauphine 75006 Paris
電話番号:01 46 34 44 69
営業時間:12:00~23:00
定休日:日曜、月曜

18.7.11

イギリス人の散歩道とシャガール美術館

この日は午前中、 Promenade des Anglais(イギリス人の散歩道)へ行きました。ニースはその昔イギリス人の避寒地として栄えた歴史があり、このような名前がついているそうです。午前中はほどよい気温で風が気持ちよく、道に置いてあるベンチに腰かけてのんびり。とっても気持ちよくて、動きたくなくなりました。娘さんもぐっすり。

しばらくして日差しが暑くなってきたので、お土産を買いに行きました。主人のお母さんにラベンダーのポプリとオリーブの石鹸、我が家にはドライトマトとローリエ、石鹸、そしてテーブルクロスを購入しました。パリのスーパーだとブーケガルニの状態で売られていて、ローリエだけってなかなかない(私が見つけられていないだけかもしれませんが)のでローリエだけが入った袋詰めを見つけられてラッキーでした。

さて、この日のお昼はLa Merenda(ラ・メレンダ)へ。まだランチには早い12時ちょうどくらいに行ったのに既にたくさんのお客さん。

前菜にパスタをいただきました。

パスタはイタリア料理では前菜。とはいっても私にはパスタのあと、メイン料理を食べるなんて絶対無理だろうと思ったので、メインは主人とシェアすることに。

このパスタ、生地がもちもちしていてとっても美味しかったです。が、案の上、私はこの前菜を食べてお腹いっぱい。

メインは主人がほとんど全部食べていました。料理名は忘れてしまったのですが、牛肉の煮込み料理です。お肉はよく煮込まれていて柔らかく、とっても美味しかったです。

私たちが食べ終わる頃には店内は満席。このお店は予約ができないそうで、お客さんが入ってきては「〇時にまた来る」など言って出て行っていました。大人気のお店でした。

さて、午後はとても暑かったのでシャガール美術館へ行ってきました。

ここには旧約聖書に基づいたシャガールの絵画が展示されています。シャガールについては詳しく知らなかったのものの入場料にオーディオガイドが含まれていたので(南仏では常に入場料にオーディオガイドが含まれているため、入場料がどこも高かったです・・・)知識のない私でも楽しむことができました。

娘ちゃんは館内では主人が抱っこしていてくれたのですが、最初のうちはぐずってしまって主人はうろうろ歩きながら絵画を鑑賞していました(止まると泣き出すので)。。。しばらくすると疲れ果てて娘がうとうと。つられるように主人が椅子でうとうと。近くにいた方に「二人そろって寝ているよ」と言われ、ちょっと恥ずかしかったです(笑)。それでも久しぶりに絵をみるのもいいねと主人と言って美術館を後にしました。

初めての家族3人での夏休み、途中体調を崩したりして大変だったけれど、とっても楽しかったです。また家族3人で旅行に行ける日が楽しみです。


La Merenda
住所:4 rue Raoul Bosio
電話番号:なし
営業時間:不明
定休日:土曜、日曜

Le Restaurant des Rois
(ル・レストラン・デ・ロワ)

私の誕生日祝いということでミシュラン2つ星のLe Restaurant des Rois(ル・レストラン・デ・ロワ)へ主人が連れて行ってくれました。誕生日は4月なのですが、その頃は出産したばかりでレストランへ行ける状態ではなかったので、今回のタイミングで行くことになりました。

テーブル席の目の前は地中海。レストランはニースから少し離れているため、とっても静か。この景色だけでも十分素敵でした。せっかくのレストランでのお食事、私の体調も快方へと向かっていたので、この地方で作られているロゼワインを少しいただきました。


そしてアミューズブーシュからお料理がスタート。

今回はLe Réserveというmenu(コース料理)にしました。レストランのコースメニュー、私はいつも食べきれないので魚のみにしました。メインが1品だけということで前菜、魚料理の量を調節してくれたようで、魚と肉をメインにしている主人よりも量が多かったです。(写真は私の料理です。メインに肉も食べる場合はやや少なめに盛り付けされます)

前菜は、La langouste puce(小さ目の伊勢海老)。オレンジのキャロットに緑色のコリアンダー、ソースには柚子も使われていてさっぱりしたお味でした。盛り付けも可愛らしかったです。

メインは魚がLe loup de pays(スズキ)、肉はLe filet de veau du Limousin(リムーザン地方の子牛肉のフィレ)でした。


スズキは身がしっとり。写真右横にあるソースと一緒に食べるととても美味しかったです。私はあまり好きではなかったのですが、魚に添えられているエストラゴンの香りがとても独特でした。

メインを1品にしたにもかかわらずお腹いっぱい。でも、もちろんデザートは別腹。オレンジのスフレでした。

私の大好きなスフレ、このレストランではグランマニエをたっぷりかけていただきました。オレンジの苦味とリキュールで大人のお味でした。もちろんとっても美味しかったです。

これで終わりかと思いきや、カフェと一緒にちょっとしたデザートが運ばれてきました。せっかくなのでいちごやキャラメル、マカロンをいただきました。(写真は主人の分と2人分です)

フランスではたとえ子供がいても夫婦の時間は大切にするというのが一般的な考え方のようです。わが子は確かに何よりも大切で可愛いのでついつい子供中心の生活になりますが、たまにはこうして夫婦の時間も大切にしていきたいなぁと改めて思いました。

美味しいお料理と素敵な景色、何とも贅沢な時間を過ごすことができて、とっても楽しかったです。

15.7.11

海を楽しむなら

ようやく体調が少し回復したこの日はニースからバスで30分ほどいったところにあるSt-Jean-Cap Ferrat(サン・ジャン・カップ・フェラ)とBeaulieu sur Mer(ボー・リュー・シュル・メール)へ行ってきました。

ニースからほんの少し離れただけなのに全然雰囲気が違ってびっくり。とっても落ち着いていて静かな村でした。この村へ行くときはちょっとした山をのぼっていくのですが、眺めがとっても素敵でした!

さて、そんな素敵な景色を眺めつつ、まずはVilla & Jardins Rothschild(ロトシルトまたはロスチャイルド邸と庭園)へ。現地のバスは降りる場所がよく分からなかったので、運転手さんに降りる場所を教えてもらえるように頼みました。バスを降りた場所からの道がよく分からず、観光案内所に聞いてみると15分程度ですぐ着くよとのことでした。坂道を下って海沿いを歩くこと15分、なぜかいつまでたっても目的地が見えてこない・・・再び近くにいた人に道をきいて歩くこと10分、ようやく目的地が上のほうに見えてきました。そう、また坂道を上る羽目に。さっき下らなければよかったんじゃ・・・ようやくたどり着くとなんと目の前にバス停が!運転手に騙されました。。。

でもまぁとっても素敵な海沿いの散歩道を歩けたからいいことにします。

Rothechild(ロトシルト)邸は絨毯から置いてある調度品に至るまでマリーアントワネットの~とかルイ〇世の~などとにかく豪華でした。やっぱりお金持ちってすごいなぁと感心。

そんな素敵な邸宅のお庭もまたすごかったです。複数のテーマからできています。

こちらはスペイン庭園。アルハンブラ宮殿を思い起こさせる造り。

こちらは石庭。

そして日本庭園。なんだかちょっと作りがちゃっちい気がしましたが、雰囲気は伝わってきました。

私の一番のお気に入りはバラ庭園。ここのバラはとってもよく手入れされていて本当にきれいでした。しかも横には素晴らしい地中海の眺め。バラと海、なんとも贅沢なお庭にとっても感激しました。


娘さんも外で気持ちいのかうとうとしたり、始終ご機嫌でした。全てのお庭を回るのには高低差があったりしてベビーカーだと大変だったのですが、ずっと押してくれた主人に感謝です。

さて、Rothschildを満喫したあとはBeaulieu sur Mer(ボー・リュー・シュル・メール)にあるVILLA KERYLOS(ヴィラ・ケリロス)へ。古代ギリシャに熱狂的に憧れていた学者が造ったお屋敷だそうです。ここもTOMOさんのサイト『プルニエ』でここまで忠実に複製しているものは、現在ギリシャでも見つからないとのことで、ぜひ時間があったり行ってみたい思っていた場所でした。

Rothschild邸には日本語ガイドがあったのにKERYLOSにはありませんでした。日本人観光客が少ないのかな。実際にギリシャへ行ったことはありませんが、確かに細かい部分までとてもよくできていてとても興味深かったです。



それにしても眺めがきれいで、静かなところでとってもよかったです。車がないと少し不便かもしれませんが、もしも次に来る機会があるとしたらニース市内よりもこちら側にゆっくり滞在したいなぁと思うくらい気に入りました。

14 juillet (フランス革命記念日)

7月14日はフランス革命記念日ということでたくさんのイベントが催されたパリ。

そんな祝日も終わり、今パリは夜中の1時半です。。。こんな時間になぜブログを書いているかというと・・・うるさすぎて眠れない!!!上の階でfête(パーティー?)をやっていて夜中12時を回ってもがんがんに流れるABBAの音楽、たくさんの人たちの盛り上がる声。。。フランス人がfête好きなのは重々承知しているものの、そろそろ勘弁してもらいたいです(泣)。

そんなフランスの祝日、去年は日本へ帰っていたので私は初めてでした。せっかく記念日にパリにいるんだからと朝、娘を主人にお願いしてシャンゼリゼ通りへパレードを見に行ってきました。

着いたのはパレード開始間際だったので、人ごみの後ろのほう。私は小さいので、見えないかも・・・と背伸びをしながらみていると、近くにいたおじいちゃんが「小さいから前に行きな」とみんなに声をかけてくれて一番前にいれてくれました!おじいちゃん、ありがとう!

サルコジ大統領が去ってからしばらくすると、飛行機が超低空飛行して飛んできました。

そして、兵隊さんたちの行進がスタート。フランスってこんなにたくさんの兵隊さんがいるんだぁと感心。深いことは考えず、ただただ色々な制服があって面白いなぁと見ていました。

顔にペイントしている兵隊さんたちもいました。

しばらくすると戦車も登場。これ、間近で見るとすごい迫力でした。日本で戦車なんて見る機会なかったし、ましてやシャンゼリゼ通り(普通の一般道)を戦車が走行するとその大きさにびっくりします。さすがにちょっと恐ろしくもありました。

それにしてもあのたくさんの戦車はどこからどうやって来て、どこへどうやって帰るのかな???

パレードを見ていて面白かったのは、こんなにたくさんの兵隊さんたちがいるのに一番盛り上がったのはpompier(フランスでは消防士でもあるし救急のときに駆けつけるのも彼らです)の隊列だということ。そう、フランスではなぜか彼らは大人気。前日には彼らの主催するダンスパーティーがあるほどだというので、その人気は相当です。

パレードの最後は兵隊でも警察でもなくやっぱりpompierでした(笑)。

夜は花火のショーが催されていて、こちらは我が家からばっちり見えました。せっかくなのでテラスの椅子に座ってのんびり鑑賞。久しぶりに花火を見れてとっても嬉しかったです。日本の花火は繊細できれいだけど、こちらの花火はダイナミックでカラフル、(ちなみに今年のテーマはBROADWAYだそう)それはそれでとても面白かったです。

ただ、バカンス中の方が多いフランス人とは違って主人は明日も仕事、ということで早めに寝ることに。もう少し早く花火が始まってくれればいいのに・・・(ちなみに花火は23時からでした)せっかくだから二人でゆっくり見たかったのでちょっと残念。

14.7.11

ニース観光初日

ニース観光初日はやっぱりTOMOさんのサイト『プルニエ』(http://prunier.arcadevillage.com/)で気になっていたFENOCCHIO(フェノッキオ)のアイスを食べにPlace Rossetti(旧市街のロセッティ広場)へ。

このお店、なんと96種類もの味があるのです!もうどれにしようか迷う迷う。散々迷った末にこの日はCITRON MERINGUEE(メレンゲが入ったレモンシャーベット)とMIEL PIGNON(はちみつ味にアーモンドが入ったアイス)とのダブルにして主人と二人で食べました。

暑い中食べるアイスはとっても美味しかったのですが、のどの調子がよくなかった私にはCITRONのほうはかなり酸味が強く感じ、ほとんど食べれませんでした(泣)。でも、MIElのほうはのどにもやさしくて一安心。まだまだ食べたい味がたくさんあったので、また食べに来ること決定。

アイスを食べた後は旧市街を少し見て回りました。狭い路地にはお土産物屋さんがたくさんありました。

さて、ここにきて昨日からの体調の悪さがピーク・・・扁桃腺が腫れてもう何もしていなくても痛い!水を飲むのも一苦労。。。

なのでいったんホテルに帰ることに。お昼は主人がYUZU(柚子)でお寿司を買ってきてくれました。やっぱり日本人、お米が恋しくなります。とっても美味しかったです。


この日は結局少し休んで、夕飯は近くのお店へ行くことに。

思いのほかきちんとした雰囲気のレストランで娘を連れて入るのが少しためらわれました。しかも私の体調もいまいち。どうしようか迷っていたら、なんとテイクアウトできることが判明。それはいい!ということでメニューから前菜・メイン・デザートをチョイス。いったいどうやってフランス料理をテイクアウトするんだろうと思っていたら、なんだかすごいのが出てきました。

主人は前菜にファルシー、メインに子牛肉。私は前菜にメロンのスープ、メインはズッキーニとトマトのリゾット。デザートは二人でシェアしました。


まるで機内食のようですが、パンとチーズも入ってフランス料理フルコースになってます。幸いレストランがホテルのすぐそばだったので、料理の温かいうちに食べることができ、とっても美味しかったです。パリにもこういったきちんとしたフランス料理のテイクアウトがあればいいのに、そんな風に思いました。

YUZU
住所:35 rue Maréchal Joffre, 06000 Nice
電話番号:04 93 85 79 87

luc salsedo restaurant
住所:14 rue Maccarani Nice
電話番号:04 93 82 24 12
営業時間:18:30~22:30
定休日:水曜 ‎

13.7.11

モナコ観光

お昼ご飯を食べた後は再びモナコへ。

モナコ観光は、観光名所をガイド付きで回ってくれるpetit train(プチトラン)を利用することに。このプチトランの乗り場があるPalais Princier(大公宮殿)へ車で行こうと思ったのですが、迷路のような道に交通量の多さでたどり着くことができず、ぐるぐる・・・結局、車で行くのはあきらめてバスに乗って行きました。

ちなみにモナコは高低差が激しいので、ベビーカーで回るのは意外と大変でした。。。

プチトランに乗る前に大公宮殿を見学(といっても中は見れませんが)。つい先日モナコ王ALBERT2世とCHARLENE WITTSTOCKの結婚式がとり行われたばかりとあって、宮殿前にはその残骸が残っていました。この日はあいにくのお天気でしたが、天気が良かったら眺めがきれいなんでしょうね。


宮殿近くにposte(郵便局)があったので記念に切手を買いました。

さて、いよいよプチトランに乗って観光です。ちなみにプチトランはモナコF1グランプリと同じ道順を走ってくれます。あんなくねくねした道でレースが行われるなんて驚きです。

プチトランは海洋博物館前からスタートし、Le Casino de Monte-Carlo(グランカジノ)、L'hôtel de Paris(オテル・ド・パリ)、L'Eglise Ste Dévote(サント・デヴォテ教会)、そしてPalais Princier、La Cathédrale(教会)を周りました。行きはモンテカルロ地区を見ながら優雅に音声ガイドを聞きながら観光、といった感じでしたが、帰りはトンネルを抜けてひたすら戻るのみというコース。一方通行が多いモナコでは仕方ないんでしょうけど、帰りは情緒もひったくれもありませんでした(笑)。




そんなモナコ観光中も娘はぐっすり。車、というより乗り物全般は寝るものと理解しているのではないかと思うほど常に寝てます(笑)。もうちょっと大きくなったら楽しんでくれるのかな。

それにしてもモナコってもっと高級感あふれる建物ばかりが建って、優雅な感じだと想像していたのですが、意外と普通のアパートなんかがあったりしてちょっと驚きでした。所せましとアパートが建ち、道はくねくね、たくさんの観光客で賑わう通り。なんだかちょっと日本を思い出しました。もちろん、モンテカルロ地区に行けば高級感あふれる建築物があったりしてまた印象も違いますが。でも街はきれいに整備されていてとても良かったです。

それにしても体調が万全だったらもっと楽しめただろうに・・・と思うとちょっともったいない気がしてきます(泣)。