1.3.11

フランスで妊婦になってみて感じること

出産間近とあって、最近はお腹が重い。そうはいっても、家でじっとしているのが苦手な私は病院へ行く以外にもちょこちょこ外出しています。(先生の許可取得済)

我が家から病院へ行くには、バスを1回乗り継いで約40分~50分程度。もちろんバスが通常運行されていればですが・・・遅延や運休が度々起こるRFR(フランスの電車)やメトロに比べれば、バスはマシな気がします。(道が通れなくて遅れることは度々だけど、この程度ならフランスでは問題なしといえると思うので)

公共交通機関を使って15分以上の移動をするときに車内で座れないとキツイのですが、最近はさすがに周りの方が気づいて席を譲ってくれます。これは私の感覚ですが、車内でご高齢の方や妊婦に席を譲るというマナーは日本よりもフランスのほうが優れていると思います。

日本だと「妊婦です」とアピールするキーホルダーがありますが、ああいった物がないと席を譲ってもらえないのではちょっと切ない気がします。

もちろん、いくら日本よりも席を譲ってくれるからといっても誰もが席を譲ってくれるというわけではないです。私の場合、譲ってくれた方の9割は女性。年齢は若い子から50代くらいまでのマダムまで様々です。若い子が譲ってくれることが多いのは日本と違うところかな。

ただ、妊婦だとわかれば席を譲ってくれるので、往々にして日本人の妊婦さんは不利。というのも、体格の違いなのか、こちらの妊婦さんのお腹の大きさといったら日本人とは比べ物にならないくらい大きいからです。ちょっとお腹が出てきたなぁくらいでは到底気づいてもらえないのが実情。実際、私は8ヶ月くらいになるまで妊婦だと気づかれないことがほとんどでした。。。

また「妊婦さんの時期は女性が最も美しい時期」と言われる通り、フランスの妊婦さんは、あえてお腹の目立つ服装をするのが普通なので、日本人のようにいかにお腹が目立たないかなんて考えた格好をしていたら尚更、妊婦であることに気づいてはくれません。

私は日本で妊婦生活を送ったのは妊娠初期のほんの2ヶ月程度なので、日本の事情は分かりませんが、出世率の上がっているフランス。その理由はもちろん社会的な保障や子供を産む女性への理解・社会的立場の保証など色々あるでしょうが、こういった些細な日常のマナーにもその理由があるかもしれないと考えてしまいます。

ちなみに日本でご高齢の方や妊婦さんが席の前に立つと寝たふりをする人いますよね?ああいった態度ってなんとなく分かるし寝たふりをされるくらいなら堂々と起きていてくれたほうがマシだと私は思います。。。

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